応用化学って何?

電池編

  • Q
     
    博士、電池ってなんでこんなにいっぱい種類があるの?
  • A
    用途に合わせて色々あるんじゃ。例えば電圧や電気容量に違いがあるんじゃ。目覚まし時計を動かすだけだったらそんなに高い電圧や容量は必要ないね。でもパソコンやスマートフォンを動かすには沢山の容量が必要じゃ。ところで君は電池も化学ってことを知っているかい?
  • Q
    え〜、電池って化学なの?あんまりイメージできないなぁ。
  • A
    電池は化学反応で移動する電子をとりだす道具なんじゃ。
    例えば君が毎日肌身離さず持っていて大事に使っているスマートフォンにはリチウムイオン電池という電池が使われているんじゃ。
  • Q
    リチウムイオン電池?難しそう。
  • A
    いやいや、意外と簡単なんじゃよ。
    電池はプラス極とマイナス極でできていて、その間はイオン、例えばリチウムイオンを通す液体で満たされているんじゃ。リチウムイオンが極の間を1つ移動すると、同時に電子も移動するんじゃ。電子の移動はまさに電気の流れだからこれを外に取り出せば電気を使えるというわけじゃ。
  • Q
    へ〜、イオンと電子の移動を利用するなんてすごい!
  • A
    電気をとりだす仕組みもさることながら、電極、電解液、セパレーター、パッケージなんかも全部化学者が作っているんじゃよ。
  • Q
    そうなんだ、知らなかった。
  • A
    他にもまだまだ沢山、身の回りには化学が転がっているんじゃ。