博士、何してるの?
A
これから、魚を焼いて食べようかと思ってのぅ。一緒に焼いて食べるかい?
Q
部活帰りでおなかペコペコ。わたしもいただくわ。
でも、部屋が煙くなったり、臭くならないかしら。
A
だいじょうぶじゃよ。この無煙グリルで焼くのじゃ。
Q
博士。なんでこのグリルは、煙や臭いがほとんどでないの?
A
グリルの蓋の排気口を見てごらん。
Q
何かついているわ。
A
ここには触媒が入っていて、煙や臭いのもととなる化学物質を分解するんじゃよ。
Q
触媒?化学の授業で習ったわ。「それ自身は変化しないけど、化学反応を進める役目をする物質」だわ。
A
その通り、触媒は化学反応を取り扱う上で欠かせない物質じゃ。
Q
でも、その触媒が、調理器具に使われているなんて、驚いたわ。
A
電気製品だから、化学とは関係ないと思うじゃろ。 実は、ちょっとしたところに化学の技術が応用されていて、製品を便利なものにしているのじゃよ。
Q
化学は、身近なところに隠れているのね。
博士!触媒が他にどのようなところに使われているか調べてみたくなりました。