社会に役立つ
機能性高分子の開発
高分子は、様々な特性を持ち、その特性によって現代社会では不可欠な材料となっています。 この高分子の分野で、新しい機能を持つ材料を開発し、機能発現のメカニズムを分子レベルから解明しています。 今後も新しい機能を持った材料を開発し、その機能の発現メカニズムを理論的・実験的に解明します。
高い熱伝導性と電気絶縁性の両立は極めて困難であるが、厳密な分子構造の設計とナノレベルでの分子配列の制御より、これらを両立する優れた高分子材料の開発を行っています。 ナノレベルでの構造制御により、高機能性デバイスへの応用が期待されます。
水素は次世代クリーンエネルギーとして期待されていますが、高圧水素ガスは材料を劣化させることが分かってきました。 分光学的手法を用い、ナノレベルでのゴム材料の高次構造変化と劣化の関係を解明しています。
高分子鎖の化学組成を変化させていく組成傾斜材料は、従来にない機能性を発現することが期待されます。 この様な高分子を合成し、構造と機能性の関係を解明しています。
分光法による高分子材料の高次構造解析と物性評価
FT-IR、顕微ラマン分光計、FT-NMR、GPC、HPLC